
故郷新潟・畑の菜の花
子供の頃、新潟の実家の畑には菜の花が沢山植えられており、春の日の、目にも眩しく広がる黄色い花の景色をよく覚えています。
日本海側の冬は晴れた日が続くことが少なく、概ね雪か霙模様、或いは曇り空・・2~3ケ月も灰色の空を見ていた後ですから、明るい春とその下に咲く菜の花は、その分、印象的だったのだろうと思います。

だい鉄
花にはミツバチが・・この光景もお馴染みでした。
下は21年前の実家の菜の花です。畑の片隅にけなげに咲いています。

だい鉄
帰省の度に見る田舎の景色は心が安らぎます。
今、都会の暮らしでは、お店に並ぶ食材として菜の花を見ますが、
変わらず菜の花は春を感じさせてくれます。

春の味覚・菜の花をいただく
ほろ苦い菜の花は好物です。
自分で総菜にすれば、食卓に春がやってきます。
▼ おひたし
子供の頃、よく家族各々分、皿に盛られ出されていました。
「なぶたし」と呼ばれていました。
→ 菜浸し(なびたし)→ なぶたし なのでしょう。

▼ 菜の花のニンニク炒め
香ばしいニンニクが菜の花のほろ苦さにとてもマッチします。

▼ カサゴと菜の花のアクアパッツァ
菜の花とミニトマトを加えるとパッ!と明るくなります。
バター・オリーブオイル・白ワインの味に乗った菜の花が絶妙です。

▼ 菜の花ツナ缶和え
茹でた菜の花にツナ缶を混ぜた簡単な総菜ですが、美味しいです!


かつて帰省の折、一緒に畑の菜の花を摘んでいる母の姿
嗚呼、故郷の春は




