故郷から届いた美味しい干し柿～プップと吹雪く新潟の雪が目に浮かぶ

食の歳時記～フィールドノート

12月19～20日、故郷・新潟の国道で”大雪により最大30キロ以上、立ち往生が発生”とニュースが報じました。

例年12月20日前後に実家の母から届く、年末の荷物が今年はまだ・・

高齢の母を案じながらも（大雪による交通事情のせい）と自分に言い聞かせつつ待つ日々。

しかし、26日にラインで荷物の発送連絡が入り、ホッ！と安堵・・

翌日には正月用の切り餅と丹精の干し柿 が届きました。

▼　今年は一段とキレイで大きな実！　ズッシリ～重い折詰。

だい鉄

届いたよ！いっぺことありがとね。
（たくさんありがとう）

母

雪ががっとに降って、車が動かんねなって・・ニュースで見たろ？
（雪が凄く降って、車が動けなくなって・・ニュースで見たでしょ？）

だすけ宅配も止まって送らんねかったんさ。やっと動いたみてらがね、また降らねこまに送ったんさ。
（だから宅配も止まって送ることが出来なかったの。やっと（車も）動いたようなので、また（雪が）降らないうちに送ったの。）

プップと吹雪く、新潟の雪が目に浮かぶ・・

＊この記事は2021年12月23日に公開後、倉庫に仕舞った記事を2022年12月に一部書き換え、追記したものです。

故郷新潟・実家の渋柿～さわし柿
これも母の丹精～干し柿
田んぼの中の一本道

故郷新潟・実家の渋柿～さわし柿

実家の家の前の畑には10本以上の”渋柿”の木がありました。

子供の頃、遊びの最中にかじってみましたが、渋いこと、渋いこと、例えようもなかった記憶があります(^^;

だい鉄

ひときわ背の高い、甘い”とんがり柿”の木もありましたが、渋柿こそは手を掛ければより甘くなるのでした。
そう、焼酎で渋抜きされた、”さわし柿”ですが、故郷を後にして以来、毎年、秋に母の手作りが届きます。

故郷から届いた美味しい”さわし柿”～焼酎で渋抜きした新潟・秋の味

2022.11. 3そつてん・卒業店長の健康歳時記：「醂す（さわす）」は「柿の渋を取る。水に浸してさらす」の意（広辞苑）。渋柿のヘタに焼酎をつけビニール袋に入れて密封。1週間程でおいしい醂柿（さわしがき）に。毎年秋に届く、母丹精の故郷の秋。

これも母の丹精～干し柿

そして”干し柿”も毎年母が、同じく渋柿から作ってくれます。

この干し柿・・美味しさもさることながら、とても体によいとされています！

酒を飲む際はフルーツを摂るとよいと言われていますね。中でも柿は二日酔い防止の強い味方です。

そして干し柿は、通常の柿より食物繊維が豊富であることがメリットの一つです。

●100グラムあたりの食物繊維の量を比較すると、生の甘がきの1.6グラムに対し、干し柿は14グラム！

食物繊維が健康にために大切であることは知られていますが・・
●干し柿は不溶性の食物繊維が豊富で、お腹の調子を整えてくれます。

　　上記は以下のサイトを参考にさせていただきました。

旬の食材百科　柿（かき）の栄養価と効能　2022年12月30日

だい鉄

食物繊維には水溶性と不溶性があります。
水溶性はわかめなどの海藻類、こんにゃくなどに多く含まれ、不溶性は干し柿はじめ、穀類、豆類、ごぼうなどに。
便が緩いときは不溶性を摂り、調節しています(^^;

田んぼの中の一本道

小学生の頃、田んぼの中の一本道を通り抜け、片道・徒歩35分で学校に通いました。雨の日も雪の日も・・

中学になると自転車でさらに先の中学校へ。冬場は小学校脇からはバス～そこまでの雪道は歩きでした。

部活を終えてバスから降り、田んぼの中の一本道に出ると・・

シベリアからの猛烈な北風と吹雪く雪で前もよく見えず、道も無くなっている状態！

雪に埋もれた道なき道を腿まで雪に浸かり、一歩、一歩、歩くしかなかった・・

さらなる強風で、アッという間に制帽（強制ではなかったですが、かぶっていました）が飛ばされ・・

仕方なく首巻（今で言えばマフラー）をすこ被り（ほおっかぶり）して、また一歩、一歩・・