一つ、季節の獲りたて採れたてをなるたけ手をかけず素材を活かし味わい己が何者か問う
一つ、必要なだけ、無駄にせず、いにしえからの生の循環に近付けば心身程よくロスも減ろう
一つ、さほど金を要しない、むしろ徒らにかけないよう、かからないようでありたい
素材説明
●ユリ科カタクリ属
*北海道から九州まで広範囲に自生。今回、地元の青果店にて新潟産のパック詰めを入手しました。春の山菜は好物で下記のように、やはり行者にんにくのパック詰めを求め、その旬に舌鼓をうちます。
かたくりのパック詰めは初めてでしたが、見つけた嬉しさは格別でした。(^^)
●旬は3月下旬頃~5月上旬頃まで。名の通り、かつては片栗粉の原料となっており、花としては極めて短命・・長い年月を土中で過ごし、開花は僅か2週間ほどの儚さ・・ 小さな花にけなげなひたむきさをを感じ、心を揺さぶられます。
それ故にこの小さな命を大切にいただこうと思うのです。
かたくりのおひたし
材料:かたくり2パック(220円/1ケ) ポン酢 おかか
1) 冷水で洗い、束ねて茎の方から熱湯に入れます。
2)20秒位で湯から出し、冷水に入れます。
3)絞って水気を切り、食べやすいよう5センチ程度に切り分けます。
4) 小鉢に盛り、ポン酢をかけ、おかかを載せるだけ。
これも簡単な仕事ですが・・特段クセもなく、ほんのりした甘さがあります。
飾りで芽から出した花は少しのほろ苦さがありますが、ふくよかな葉に包まれ、それを噛めば、快い歯ざわりと厚みある甘さを感じます。ポン酢がこの甘さを引き立てているようです。
茎を3~4本まとめて口中に入れれば、なるほど・・シャキシャキしながら甘さの奥には微かな苦みも・・
葉は肉厚で、茎は白身の山菜の刺身のようでした。(^^)
後記~かたくりの群落を想う
若かりし頃、ダイビング指導を生業としていた時期があり、その反動か?中年以降は山の興味が増しています。ネット通販の仕事を始めた頃、まだ「ネットで買い物なんてする人はいない」と言われていた頃、(どうにかして、自信の商品をまだ知らぬ人に伝えたい)と、アウトドアクッキングのページを作るべく仲間と伊豆高原に通ったものです。
拠点の貸別荘のパンフレットに”かたくり”の花が載っていた記憶があります。
”かたくり”はその頃のテーマを代弁してくれる花のように思えました・・
時は過ぎて・・
それから20年以上も年月が過ぎて・・ ”かたくり”はまたも我が琴線に。
たまさか手に取ったそのパック詰め・・
好きな山菜の旬を味わうことが出来る。しかも初めて食す”かたくり”は故郷・新潟の味。
短く、短く咲くこの花はこれまでもずっと毎年、静かに咲いていたのだ。
何もできていなかった、自分の、この長い年月の間もずっと、ずっと。
その群落は一体、いかようか・・
そして、新潟・魚沼の群落。
50代半ばに中出刃を求め、指南書に従い魚を捌き、好きなように食していますが、旬の美味しい食膳は財布にも優しい、お楽しみです。魚を追う内に四季折々の野菜にも魅力を感じ、故郷新潟の畑を思い出し売り場を眺めます。本来、魚は釣り、野菜は畑で収穫し、山菜採りに山に入ればよいのでしょうが、無理はせず、概ね先ずは今出来る方法で入手しています。
写真のフィールド・ノートも大切な指針となっています。季節の素材と対峙し、その生地を活かした菜をいただくことで自然や生活、価値を知り、自身を問う・・意味のある時間です。
●旬の食材百科 かたくり/片栗/カタクリ 春の山菜https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun-vegetable/%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%82%b5%e3%82%a4/katakuri.htm 2022年4月17日
●にいがた観光ナビ カタクリの開花情報 https://niigata-kankou.or.jp/season/katakuri/ 2022年4月17日
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