
薬になり、鳥も好むセンダン

センダンは比較的暖かい海岸近くに自生する通常、10~15Mほどの木で、5~6月頃に2センチ位の花を咲かすという。 果実は”ひび”や”しもやけ”に効く薬となり、ムクドリ・ヒヨドリなどが好んで食すようです。

落ち葉の散歩道~拾い食い

夕食時に家人が「今日、(犬が)何の実か分からないけど、口に入れたので、すぐに出させた。
一緒にいた別のジャックも口にしていた」と・・
家人が差出したその小さな実を手に取り、まじまじ眺めました。


だい鉄
実際は「実」ではなく「種」でしたが、とても堅く角が立っており、食べていい訳がない見てくれでした。
最近は少しマシになりましたが、それでも拾い食いすることが多く、毎日の散歩には注意が必要で手を焼きます。 「呑み込んではいない」ということでしたが、即、ネット検索で調べてみました。
「木の実 五角形 犬」
結果を見て愕然・・ かなりヤバそうな実・種でした!
人にも犬にも有毒で、量によっては死に至ることも・・という!
すぐに家人に知らせ、食べていないか?再確認しました。
センダンの実

花が落ちた後の実は10月頃に熟し、ムクドリやヒヨドリが集まるという。



だい鉄
死に至ることもあるという実を食べても、何故、ムクドリやヒヨドリは平気なのか?それは体内に無害化するようなシステムを持っているからということらしき。
現場の捜索!?
翌日、センダンの実が落ちていたという現場を訪ねてみました。
見上げれば、まだ淡い茶色の小さな実がなっている木々が辺りに・・
そして下には沢山の実や種が・・
実は熟しきって地面に落ち、種はムクドリやヒヨドリが果肉を食べた後、落とすのでしょう。

だい鉄
持ち帰ってよく確認しました。上が実で、内側に下の種が入っています。

▼ 実

▼ 種

前述の通り、実は有毒とのことですが、内側の種、特にその中身も有毒なのか?調べても具体的な記載は出てきませんでした。しかし、推して知るべしでしょう。
少なくとも、写真のように五角形でギザギザで堅く、「もし犬が飲み込んだ場合、胃や腸の壁を傷つけ、2~3日は嘔吐など繰り返し、苦しむ」~といった情報が入手できました。

寝息
すっかり寒くなった師走の散歩時ですが、アスファルトの歩道でも、サクサクと落ち葉を踏みしめ、静かに歩く・・とてもいい時間です。


だい鉄
家人がすぐに吐き出させてヨカッタ、ヨカッタ・・




