蜂の季節
蜂の活動が活発になり、その攻撃性が高まる季節は種類によって異なりますが、
大まかには以下の通りです。
昨年の6月頃だったと思います。
引っ越してしばらく経った住まいの軒下に、アシナガバチの巣が出来ていました。
巣が大きくなっては大変と思い、巣作り半ばの比較的小さい時期にハチ専用の殺虫剤で駆除。
その時の模様、一部、以下で記載しました。


昨日、炎天下の午前中、歩道にて、吹き出す汗の臭いに寄ってきたのか?
アシナガバチと思われるかなり大きなハチが顔の付近に・・
思わず上体を揺すり、振り払いました。
その動きが普通でなかったのでしょう・・近くを歩く人に(何だ?)と見られました(^^;
ミツバチ以外のアシナガバチと最も凶暴なスズメバチは6月、7月位に巣を作り始めることが多く、
人家の庭先や植え込み周辺などでも飛ぶ様子によく出くわします。

5月位から庭や公園、藪や道端など、至るところに”ヤブカラシ”という雑草が成長し始めます。
ブドウ科に属する「つる性多年草」で、他の植物や壁などに絡み付いて育ち、
刈っても刈っても生えてくる生命力の強さは、他の草や藪を枯らす程ということが名の由来とか。

7~8月頃に小さなオレンジやピンクの花を咲かせ、花にはブドウのような甘い蜜が溢れ、その香りに誘われて、上記のアオスジアゲハなどの虫、そしてあらゆる種類のハチたちが好んで集まってくるのです。
ヤブガラシは生え広がり、繁殖力が高いので大変厄介な草ですが、
そこに集まるハチの存在に注意が必要です。
家の周りでヤブガラシが目に付いたら、花が咲き出す前に刈り取ることをオススメします。
(根こそぎ引き抜くのが鉄則です)
我が家周辺~駐車場脇にヤブガラシがかなり生えていたため、6月末に粗方引き抜きました。

冒頭に記載した、巣作っていたアシナガバチも去年までは近くに美味しいヤブガラシの蜜がある、良い環境だったのでしょう。
▼ ヤブガラシの花 歩道脇にも繁殖
巣の駆除
ミツバチ以外は概して、6~7月位に巣作りが始まり、活発化するハチですが、
出来れば、巣の出来始めの頃に巣ごと駆除したいものです。
しかし相手はハチ・・ 駆除は専門家に任せるのが一番です。
でもプロへの依頼は当然、お金もかかりますし、
(今すぐ取ってほしい)という要望に必ずしも応えてもらえる訳でもなく。


そこで、冒頭記載のように、(自分で駆除してみようか?)となる訳ですが、可能なのか?危険はないか?判断が必要です。
そのため、以下、考えてみます。
蜂の種類
例えば、スズメバチは極めて攻撃性が強く、集団で人を襲い、呼吸困難や意識障害、
全身の腫れなどを引き起こすアナフィラキシーショックに至るほど毒性が強く、
毎年20人位が刺されて死亡しており、毒蛇や熊による被害より多いという。

正しい知識がなく間違った対応をした場合、ハチを刺激して襲われることも。
冷静に対処するために、ハチの種類や特徴を知っておく必要があります。


刺されるハチというより、美味しい蜂蜜を作ってくれるイメージが勝っていて、性格は穏やかで攻撃性は低いとされています。
が、随分前、6月頃、公園のクローバの花が咲く芝の上を歩いていた際、運悪く素足にサンダルでミツバチを踏んだのか?刺され、猛烈な痛みに苦しみました。
このように刺激を受けると攻撃してくることもあり、注意が必要です。
養蜂所の職員が刺され、ショック症状を呈した例もあります。
▼ 菜の花と ヤブガラシの花と
●穏やかな性格
●大きさ:2センチ位まで
●集団生活(数千~数万匹)
●蜂蜜の採取や花粉づけのための飼育が多い
●針は刺さるとミツバチの体から抜け、ミツバチは死ぬ
●刺激すると攻撃も 毒性は強い

寒い時期に攻撃的になる
越冬前後(10月〜11月・2月〜3月)に攻撃性が高まる。集団で人を襲うことも。
▼ 平べったく、重なる巣




冒頭記載のように、昨年自分で駆除したハチですが、名の通り、長い足のハチで、スズメバチによく似ていて住宅街でも普通に見かけます。
結論から言うとアシナガバチであれば、後述する要因が重なり、それなりに準備の上、注意して作業すれば、自力駆除の可能性も?と思います。
比較的おとなしいハチですが、刺激すれば攻撃してきます。
種類によって毒性は強く、アナフィラキシーショックを引き起こす場合もあり、注意が必要です。
▼ フタモンアシナガバチ ヤブガラシの花と
●比較的おとなしい性格で攻撃性は低いが、巣に近づけば襲ってくる
●細身で大きさ:2.6センチ位まで
●足をたらしてフラフラ飛び、行動速度は遅い
●一部の種類はスズメバチを凌ぐ毒性も

6月~8月に活発に活動
何もしなければ攻撃性は低いが、刺激をすれば一斉にかかってくる。
▼ 初期の巣 大きくなった巣
巣はハスの実のような感じで・・

~と言ってもハスの実を身近に見ることは出来なくなりました。これです(^^)

大きいもので、直径15センチ位になるといい、意外に頑丈で突っついても中々壊れません。
特に根本がしっかりと壁などにひっついています。



誰もが知る大型で極めて攻撃性の高い蜂で、毒性も強力です。
言わずもがなですが、自力駆除は避けるべきと思います。
巣に近づけば襲ってくる~集団で攻撃してくる~何度も刺す~といった凶暴性です、
刺された場合は病院での治療が必要です。
▼ オオスズメバチ ヤブガラシの花と
●攻撃性が高く、体も巣も毒性も最大
●大きさ:4センチ位まで
●刺すだけでなく、針から毒液を飛ばす
●毒液がある限り何度も刺す 集団で襲う

攻撃的な時期は7月から11月までも
特にオオスズメバチは他のハチも襲い、幼虫を餌として持ち帰る。
▼ フラスコ状の巣 ボール状の巣
直径は最大60センチにも。出入り口は一つで見張り役が常に監視しています。

つい最近、ある住宅街のゴミ置き場~植え込みの中で約15センチ位の作っている最中の巣を見つけました。入口や周辺を10匹近くのスズメバチが飛び交っており、思わず後ずさりしました。

自力駆除のポイント
前述の通り、アシナガバチで、巣の大きさがせいぜい直径10センチ程度までであれば、
自力駆除も可能では?と思います。(巣が出来ている場所にもよりますが)
【駆除の時間帯】

昼間に作業するとハチの攻撃を受けやすくなるし、
異変に気付き帰ってきたハチにも襲われる可能性があります。
【匂いに注意】

前述のように汗の匂いにも寄ってくるので、シャワーを浴びるなどしてからの方がよいです。
【服装】
防護服があればベストです。自治体によっては貸出を行っています。
用意できない場合、以下に注意して揃えましょう。

HO-827 防蜂ネット
【殺虫剤】
蜂専用スプレータイプの殺虫剤が最適です。
合成ピレスロイドの成分が含まれていて、噴射後、数秒後には死滅します。
▼ イチオシはこちら!業務でも使用される強力スプレー

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ハチの巣までの距離が比較的遠くなく、風もなく、そして閉鎖環境に近ければ、
・・例えば、ベランダの片隅に知らないうちに巣が出来ていたとか・・という場合などはハチノックが最適でしょう。
巣への噴射で中からハチも出てきますが、追い打ち噴射でダメ押し・・アットと言う間です!
一方、少し高い場所・・”軒下”とか・・という場合、
ハチアブマグナムジェットは噴射による射程距離が長いため心強いです。
冒頭記載の昨年の駆除はこちらを使いました。
【その他の道具】
高い場所の巣の場合、以下も用意すれば、作業しやすいです。

駆除の後もたまたま巣にいなくて生き残ったハチが再び同じ場所に巣作りする可能性があるため、
1週間位は殺虫剤をかけておくことが望ましいです。
雨が降った場合、剤が流し落とされますので、殺虫剤をかけなおします。
プロへの依頼
10代の頃までは新潟の田舎に住んでいましたが、ハチはもとより、
圧倒的多数の動植物や虫などの生き物に囲まれた生活だったので、
特にハチにフォーカスした覚えはありませんでした。
が、上京して都会の生活に浸かってしまうと、時としてこういう厄介者に煩わされ、
知識も経験も乏しいため、困り果て、無力を痛感してしまいます。
最近ハチに関わった経験が多少あり、調べてまとめましたが、前述の通り、
巣を作り始めているアシナガバチに限っては、自力駆除の対象になり得るか?というところです。
限定感があるかも知れませんが、対象となる確率は結構大きいと思います。

自力駆除の判断と実行は自らの責任でお願いします。こちらの記事はあくまで参考とお考え下さい。

迷わず、専門業者(プロ)に駆除を依頼すべきと思います。

過ぎし夏の記憶
20代終わり~40代前半にかけて、夏は北軽井沢でしばし過ごしました。

関越道経由~碓井軽井沢~
インターを降りて車のウインドを開けると、ヒンヤリした外気に涼しさを実感・・
横川の釜飯が初日の美味しい晩ご飯。翌日は1年ぶりに家の周囲の草刈りです。
汗だくになった労働の褒美は、檜薫る一番風呂と湯上りのビールの至福・・
当時、あまり意識していなかったですが、今思えば、密生したヤブガラシを数時間かけて刈る、
その間、周りにはハチがブンブン・・
無知は時として・・怖いです(^^;


2月~3月 10月~11月
*女王バチ以外でも越冬でき、越冬前後の時期に攻撃性が高くなる。
【アシナガバチ】
6月~8月
*巣作りと巣を拠点にした動きが盛んになる時期。
【スズメバチ】
7月~11月
*巣作りし、餌をめぐり他種のハチと戦い、特に危険度が高いオオスズメバチは巣を攻撃して滅ぼし、幼虫を自分たちの巣に運ぶという。