卒業店長の健康歳時記

蜂の巣駆除は自分で出来る?専門家に依頼すべき?ガイドライン説明!

蜂の巣 暮らし術

生活の歳時記~フィールドノート


ハチの巣


毎年7月~10月頃は蜂の活動が活発になります。家の周りや公園、毎日歩く通り道にもよく蜂を見かけます。

大きな蜂が近くで飛び回っていると怖くなりますよね。刺されないか?近くにハチの巣があるんじゃないか?


不動産物件の管理営業の仕事の関係で、この時期は蜂やハチの巣の相談事もかなりいただいています。

刺されないために知っておきたいこと、ハチの巣を見つけたらどうしたらいいか?自分で駆除できるのか?等々、

実体験の情報を交え、まとめました!

アシナガバチの巣

この記事でわかること
1)蜂はいつ活動するのか?
2)蜂の種類と特徴・巣の形状
3)自力駆除の注意点
4)専門家に任せるポイントは?


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蜂の季節


蜂の動きが活発になり攻撃性が高まる季節は、種類によって異なります。

一般的に多くみられる蜂について、大まかな活動時期は以下の通りです。

【ミツバチ】 2月~12月
女王バチ以外でも越冬でき、ほぼ1年中が活動時期。
【アシナガバチ】 6月~8月
巣作りと巣を拠点にした動きが盛んになる時期。
【スズメバチ】 7月~10月
攻撃性が高まっているので注意!見かけたらすぐにその場を離れることをおすすめします。

*上記、活動時期の参考にしたサイトは https://www.seikatsu110.jp/library/vermin/vr_bee/45495/ です。注1)

ミツバチ以外のアシナガバチと最も凶暴なスズメバチは6月、7月位に巣を作り始めることが多いです。

家の庭先や植え込み周辺などで飛んでいる様子によく出くわします。


ヤブガラシとアオスジアゲハ

上はアオスジアゲハがとまっていますが、”ヤブカラシ”という「つる性多年草」です。

5月位から庭や公園、藪や道端など、至るところで絡み付いて成長し始めます。

刈っても刈っても生えてくる生命力の強さは、他の草や藪を枯らす程ということが名の由来です。


だい鉄
だい鉄
7~8月頃に小さなオレンジやピンクの花を咲かせます。
花には蜜が溢れ、香りに誘われて、ハチたちも集まってきます。

▼ ヤブガラシの花 歩道脇にも繁殖

ヤブガラシ
ヤブガラシ

家の周りでヤブガラシが目に付いたら、花が咲き出す前に刈り取ることをオススメします!

巣の駆除


かつて家の軒下に、アシナガバチの巣が出来ているのを見つけました。6月頃だったと思います。


巣が大きくなっては大変と思い、巣作り半ばの比較的小さい時期にハチ専用の殺虫剤も使い、駆除しました。

その時の模様を一部、以下で記載しました。



今の仕事柄、お客様の要望で、アシナガバチの巣は小さなものに限り、駆除することがままあります。

相手はハチ・・ 刺されたら大変。特に凶暴なスズメバチの場合、駆除は専門家に任せるのが一番です。

でも業者への依頼は当然、お金もかかります・・

蜂の巣駆除

だい鉄
だい鉄
そこで(自分で駆除できないか?)となりますが、可能なのか?危険はないか?判断が必要です。

そのため、以下、考えてみます。

●危険を知る
●蜂の種類と巣の特徴を知る
●自力で駆除する際の注意を知る

蜂の種類と特徴


*以下のサイトを参考にしました。
https://www.seikatsu110.jp/library/vermin/vr_bee/149486/ 注2)
https://www.sharing-tech.co.jp/hachi/news/614395-2.php 注3)


最も凶暴なハチとされるスズメバチは極めて攻撃性が強く、集団で人を襲うことも知られています。

呼吸困難や意識障害、全身の腫れなどを引き起こすアナフィラキシーショックに至るほど強い毒性があります。

正しい知識がなく対応を誤ると襲われることもあるため、ハチの種類や特徴は是非、知っておくべきです。


だい鉄
だい鉄
以下、人を刺す代表的な3種類のハチについてご案内します。

ミツバチ

ミツバチ

刺すというより蜂蜜を作るイメージが勝っており、性格は穏やかで比較的攻撃性は低いとされています。


だい鉄
だい鉄
以前、6月頃、公園のクローバの花が咲く芝の上をサンダル履きで歩いていた際、ミツバチに刺され、大変痛い思いをしました。

このように刺激を受けると攻撃してくることもあり、ミツバチでも注意が必要です。

▼ 菜の花と ヤブガラシの花と

ミツバチ
ヤブガラシとミチバチ


【特徴】
●ずんぐりとして小さめの体(1~2cm)
●ひとつの巣に数千~数万もの個体が住んでいる
●比較的穏やかな性格でも集団攻撃には注意が必要


ミツバチライン


【主な種類】
ニホンミツバチ
●体長:13mmほど。養蜂が難しい。
●「熱殺蜂球」という技で、巣に侵入するスズメバチを集団で取り囲み、筋肉の収縮によって温度を上昇させて蒸し殺す。
●この技で、野生下でも生息することができる。
セイヨウミツバチ
●体長:12mmほど。養蜂のため輸入された外来種で飼育しやすい。
●採取できるハチミツの量が多い。
●スズメバチに対抗する術をもたないため、野生化することはほとんどない。


【引用画像】
出展:https://www.seikatsu110.jp/library/vermin/vr_bee/149486/ 注2)

▼ニホンミツバチ

ニホンミツバチ

▼セイヨウミツバチ

セイヨウミツバチ

【活動】
寒い時期に攻撃的になる。(花の少ない夏は活動がゆるやか)
●越冬準備の10~11月と活動しはじめの2~3月に攻撃性が高まる。


【平べったく、重なる巣】

ミツバチの巣

屋根裏や床下に作られることが多く、サイズは幅最大1M位にも。

蜂蜜や沢山の死んだ蜂を処理せねばならず、自力駆除は困難です。


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アシナガバチ

アシナガバチ

前述のように、かつて自分で駆除したハチですが、名前の通り足の長いハチです。

スズメバチによく似ていて住宅街でも普通に見かけます。

結論から言うとアシナガバチであれば、自力駆除の可能性もあるか?と思います。

そのための条件については後述します。


だい鉄
だい鉄
スズメバチと比べればおとなしいですが、刺激すれば攻撃してきます。
種類によって毒性は強く、アナフィラキシーショックを引き起こす場合もあり、注意が必要です。

▼ ヤブガラシの花と

ヤブガラシとアシナガバチ


【特徴】
●大きさ:最大3センチ弱 細身
●足をたらしてフラフラ飛び、行動速度は遅い
●毒性が強い種類もいて、刺された時の痛みはスズメバチと同じ程度の場合も


アシナガバチイラスト


【主な種類】
キアシナガバチ
●体長:20~26mmほどで最大。
●軒下など、家の周辺に巣を作る。
●大きな体と強い毒を持ち、アシナガバチの中で最も攻撃的とされる。
セグロアシナガバチ
●体長:20~26mmほどで最大級の大きさ。
●これも軒下など家屋に巣作りする。
●毒性が非常に強い。攻撃性が高く、アシナガバチの中で最も被害件数が多い。


【引用画像】
出展:https://www.seikatsu110.jp/library/vermin/vr_bee/149486/ 注2)

▼キアシナガバチ

キアシナガバチ

▼セグロアシナガバチ

セグロアシナガバチ

【活動】
7月~8月に活発に活動。
●何もしなければ攻撃性は低いが、刺激すれば一斉にかかってくる。


【初期の巣と大きくなった巣】

アシナガバチの巣(初期)
アシナガバチの巣

巣はハスの実のような感じで・・

だい鉄
だい鉄
~と言ってもハスの実を身近に見ることは出来なくなりました。これです(^^)

ハスの実

六角形が組み合わさった構成をしていて、典型的なハチの巣のイメージです。

大きいもので、直径15センチ位になるといい、意外に頑丈で突っついても中々壊れません。

特に根本がしっかりと壁などにひっついています。

巣が出来始めの小さい時であれば、条件を満たせば、自力駆除も可能か?と思われます。


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スズメバチ

スズメバチ

だい鉄
だい鉄
誰もが知る大型で極めて攻撃性の高い蜂で、毒性も強力です。
自力駆除は絶対に避けるべきです。

巣に近づけば襲ってくる可能性が高く、「集団で攻撃してくる」「何度も刺す」といった凶暴性です。

刺された場合は病院での治療が必要です。

▼ ヤブガラシの花と

ヤブガラシとスズメバチ


【特徴】
●大きさ:最大5センチほど
●オレンジ色の体と黒色っぽい脚(種類による)
●攻撃性が高く、体も巣も毒性も最大
●刺すだけでなく、針から毒液を飛ばす
●毒液がある限り何度も刺す 集団で襲う


スズメバチイラスト


【主な種類】
オオスズメバチ
●体長:27~40mmほど(女王蜂は40~50mm程度)。
●土中や樹木の洞、床下などの閉鎖的な空間に巣を作る。
●非常に強い攻撃性と毒性をもち、刺された痛みは“金属バットで殴られたようだ”と形容されることも。
●毒液を飛ばして攻撃したり、強い大顎で噛みついて攻撃することもある。
キイロスズメバチ
●体長:17~27mmほど(女王蜂は25~30mm程度)。
●樹木の洞や床下、屋根裏などの閉鎖的な空間に巣を作ることが多い。
●攻撃性、毒性ともにオオスズメバチにつぐ強さ。被害が一番多い蜂。


【引用画像】
出展:https://www.seikatsu110.jp/library/vermin/vr_bee/149486/ 注2)

▼オオスズメバチ

オオスズメバチ

▼キイロスズメバチ

キイロスズメバチ

【活動】
攻撃的な時期は7月から10月頃。
●特にオオスズメバチは他のハチも襲い、幼虫を餌として持ち帰る。

【フラスコ状の巣 ボール状の巣】

スズメバチの巣(初期)
スズメバチの巣

フラスコ状はコガタスズメバチの場合の初期のものです。

直径は最大80センチになることも。出入り口は一つで見張り役が常に監視しています。


だい鉄
だい鉄
最近、住宅街の植え込みの中で15センチ位の、作りかけの巣を見つけました。
周辺を10匹近くのスズメバチが飛び交っており、思わず後ずさりしました。

巣を見つけたら、無条件に専門業者に駆除を依頼する必要があります。


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自力駆除のために


アシナガバチで、巣の大きさが直径5センチ程度までであれば、自力駆除も可能では?と思います。

(その他の条件にもよりますが)

*この見解は以下のサイトを参考にしました。
https://www.sharing-tech.co.jp/hachi/news/614395-2.php 注3)


【駆除の時間帯】

夕方

活動が鈍る夕方が一番です。この時間になると外に出ていたハチも戻っていて、一網打尽です。

昼間の作業はハチの攻撃を受けやすくなるし、異変に気付き帰ってきたハチに襲われる可能性があります。

【匂いに注意】

シャワー

ハチは匂いに敏感です。刺激しないよう整髪料や香水は避けます。

前述のように汗の匂いにも寄ってくるので、シャワーを浴びるなどしてからの方がよいです。


【服装】

防護服があればベストです。自治体によっては貸出を行っています。

用意できない場合、以下に注意して揃えましょう。



●養蜂家が使う防蜂ネットが市販されています。100円ショップには麦わら帽子取付用の防虫ネットもあります。
●なるべく厚い長袖・長ズボンの上下を。その上にレインコートを着るか、100均の雨具でも。色は黒っぽいものを避け、出来れば白で。
●革製手袋、最低でも厚手の軍手を。
●長靴。ズボンの裾の中に履いた方がハチの侵入を防ぐので、ベター。

*首筋や手首など、肌を露出しないよう、タオルなども補助的に使用するとよいでしょう。


【殺虫剤】

蜂専用スプレータイプの殺虫剤が最適です。

合成ピレスロイドの成分が含まれていて、噴射後、数秒後には死滅します。

▼ 私も仕事で使っています!業務用強力スプレー



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だい鉄
だい鉄
巣が近く、風もなく、ほぼ閉鎖環境であれば、・・例えば、ベランダの片隅とかは、ハチノックが最適!
巣への噴射でハチが出てきても、追い打ち噴射でダメ押し・・アッと言う間!


▼ ジェット噴射で、最長10M(無風状態)まで届くバズーカ方式も!



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だい鉄
だい鉄
軒下など、少し高い場所という場合、射程距離が長く心強いです。
冒頭記載・アシナガバチの駆除はこちらを使いました。


【その他の道具】

高い場所の巣の場合、以下も用意すれば、作業しやすいです。

長い棒
殺虫剤を噴射した後、巣を落とす時に必要です。
虫取り網・割りばし・袋
巣が落ちてくる所に虫取り網を広げて待機。割りばしで巣や死んだハチをつまみ、コンビニ袋に入れて廃棄。


蜂の巣の駆除

【駆除の後】

駆除の後、たまたま巣にいなくて生き残ったハチが再び同じ場所に巣作りする可能性があります(戻りバチ)。

このため、1週間位は殺虫剤をかけておくことが望ましいです。

雨が降った場合、剤が流し落とされますので、殺虫剤をかけなおします。

プロへの依頼



10代までは新潟の田舎に住んでいましたが、ハチはもとより多数の動植物や虫などに囲まれた生活でした。

上京後、都会の生活に浸かってしまうと、時としてこういうハチなどの厄介者に煩わされます。

仕事柄、ハチの存在は無視できず、多少関わっていますが、さらに調べてまとめました。

前述の通り、巣を作り始めているアシナガバチに限っては、自力駆除の対象になり得るか?と考えます。


だい鉄
だい鉄

自力駆除の判断と実行は自らの責任でお願いします。
こちらの記事はあくまで参考とお考え下さい。


蜂の巣駆除

巣が大きくなった場合、さらに対象がスズメバチであるのなら、 迷わず、専門業者(プロ)に駆除を依頼すべきです。


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スズメバチ威嚇


本









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