夏の野菜売り場には新しょうがのかたまりが並びます。しょうがは薬味や味付けに欠かせないですよね。
でも通年売っている茶色いしょうがと白くて茎がピンク色の新しょうがとはどこが違うのか?
新しょうがの美味しい食べ方・保存の仕方と併せてまとめました。
農家直送 高知県産新生姜 1kg
新しょうがとはどういう食材なのか
「しょうが」と「新しょうが」の違い
一般的な「しょうが」は収穫後すぐ出荷せず、一旦貯蔵し、必要に応じて出荷されるものです。
対して「新しょうが」は新しく生えた根の部分。根付いた元のしょうがに比べ辛味穏やか、みずみずしいです。
だい鉄
しょうがは”ショウガ”または”生姜”と記載されます。
以降、この記事では「生姜」と漢字で記載します。
新生姜には2通りあり、一つは秋に収穫される根生姜を、収穫後すぐに出荷する色白のもの。
もう一つは夏に早めに収穫される、赤い茎の部分が付いた、今回記載の甘酢漬けに使用されるものです。
産地・時期
●生姜全般は以前の記事、茎みょうが同様、国内では高知県の生産が圧倒的です。
●前述の赤い部分が付いている新生姜はハウス栽培もので、6月から8月頃まで出回り夏が旬です。
一方、秋に収穫される露地栽培の根生姜を貯蔵せずにすぐ出荷する新生姜は、秋が旬になります。
*上記(「しょうが」と「新しょうが」の違い/産地・時期)は https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/ のサイトを参考に作成しました。注)
父が好んだ新生姜
新潟の実家は古くからの農家で、生姜も畑に沢山植わっており、いつも新鮮な生姜が身近にありました。
子供の頃、よく父が夏の夕膳に畑の生姜をこいできて(抜いてきて)、味噌をつけてかじっていました。
生姜は疲労回復・夏バテ解消も期待できるという・・
今も大変ですが、機械化されていない頃の農作業の後、キリンを飲みながらの生姜は理にかなっていたのでしょう。
だい鉄
故郷を後にして・・毎年、新生姜が出回る時期には自分も真似てかじります。
今は湘南在住ですが、夏になると野菜売り場に新生姜が並びます。
前回、茎みょうがで作った甘酢漬けを「今度は新生姜で」と思いました。
「どうせなら量多く、新鮮な新生姜を!」と、下記のサイトを見つけました!
農家直送 高知県産新生姜 1kg
サイトには下記情報が記載されていました。
●植え付けから収穫までの間、消毒剤不使用。
●野菜洗浄機で水洗いしただけ。茶色のシミ、皮等が残ったままの状態でお送りします。
●手洗いしていない分お安くしております!
●野菜洗浄機で水洗いしただけ。茶色のシミ、皮等が残ったままの状態でお送りします。
●手洗いしていない分お安くしております!
だい鉄
消毒剤不使用。茶色のシミ、皮等が残ったままの状態こそ新鮮な証拠♪ 注文の新生姜が無事到着したので、美味しい食べ方の実際をご紹介します!
長持ち保存♪の甘酢漬け
農家直送 高知の新生姜
箱の中に・・ドカッと、常温発送でした。新生姜の当面の保存は新聞紙で包み、常温なのですね。
試行錯誤(!?)
新生姜の甘酢漬けを調べると様々なレシピが掲載されています。甘酢の調合も実に多様です。
多くは ”ガリ” でいただく前提で、薄くスライスして漬け込む手法でした。
今回は、”好物の新生姜をなるたけ長期間、美味しいまま保存したい” というテーマ・・
「新生姜を丸ごと、または大き目にカットすると長持ちする」という情報を知り、トライしてみました。
調理手順:
1) 甘酢液(新生姜400gに対して、酢1カップ・砂糖大さじ3・塩小さじ1強)を煮て溶かします。
2)新生姜の汚れを落とし、適当な大きさに切って、10分水に浸けます。
3)新生姜を1分ゆで、すぐ水を切り、保存瓶に入れます。
4)瓶に甘酢液を加え、冷めたらフタをして冷蔵庫に入れます。
1) 甘酢液(新生姜400gに対して、酢1カップ・砂糖大さじ3・塩小さじ1強)を煮て溶かします。
2)新生姜の汚れを落とし、適当な大きさに切って、10分水に浸けます。
3)新生姜を1分ゆで、すぐ水を切り、保存瓶に入れます。
4)瓶に甘酢液を加え、冷めたらフタをして冷蔵庫に入れます。
上記レシピは以下を参考にさせていただきました。
出典:こてらみや著 365日、おいしい手作り!「魔法の瓶詰」 株式会社三笠書房 52ページ
”冷蔵庫で保存すれば1年はもちます” が決め手でした。
・・しかし、甘酢液が足りなかった(TT)
今回の新生姜は1kg~その量を勘案したのですが、かたまりが大き過ぎたようでした・・
全く足りず、色々調べ、以下を追加して調整しました。
【酢1/2カップ、水約1カップ、砂糖大さじ1.5 塩小さじ1弱】
その後、冷蔵庫で3日程寝かせてから取り出し、スライスして食べてみました。
だい鉄
う~ん・・あまり甘くない。辛みが強いか?
そこで今度はこの新生姜を薄くスライスして ”ガリ” の状態で、下記の甘酢液に再漬け込みしてみました。
【甘酢液:新生姜100gに対して、酢、水各1/2カップ、砂糖40g 塩小さじ1/4】
上記甘酢液は以下を参考にさせていただきました。
出典:黒田民子著 保存食と自家製レシピ 株式会社主婦の友社 2020年7月31日 第1版発行 48ページ
1日置いて取り出して口に運べば、バッチリ!美味しい ”ガリ” が (^^)V
長持ちの甘酢漬け~雑感
初物の新生姜を味噌でかじって舌鼓を打つ~これを通年味わいたい・・そんな想いでした。
しかし、甘酢漬けにその味を求めることには無理があることに気づきました。
でも新生姜を大き目に切っての保存は長持ちさせるためには意味があります。
そうやって保存した瓶を作っておき、そこから小出しして薄切りの甘酢漬けを仕込んでおけば完璧でしょう!
産直は新鮮で安心!
新生姜を薄く切って”ガリ”を作る場合、上記の方法だとスライサーで極力薄切りにした方がよさそうです。
そうして美味しくいただいた後に残る瓶の中の甘酢液ですが・・
「これっ、炭酸で割ればきっと美味しい!」とは家人の弁。
だい鉄
内心(してやったり~(^^) )とほくそ笑みました!
前述のように、夏には出回るこの新生姜を、それでも量と新鮮さを優先に調べてみた結果・・
本場・高知の産直の生産者なら間違いない!と判断しました。
生産者のこの言葉が決め手になりました!
「ご注文頂いてから収穫し洗浄後、佐川急便で常温発送します」
だい鉄
この産直サイトでは安心・確実に入手でき、以下のメリットがあります!
1)とにかく新鮮です!
2)食材の出どころ(生産者)が分かって安心!
3)植えてから収穫までの間、殺虫殺菌等の消毒は一切無し!
4)受け取り希望日・時間指定の要望も聞いてもらえます♪
農家直送 高知県産新生姜 1kg
農家直送 高知県産新生姜 2kg
50代半ばに中出刃を求め、指南書に従い魚を捌き食していますが、旬の食膳は美味しいし、財布にも優しい。魚を追う内に四季折々の野菜や山菜も気になり、故郷新潟の畑を思い出し売り場を眺めます。本来、魚は釣り、野菜は畑で収穫し、山菜採りに山に入ればよいのでしょうが、今出来る方法で入手しています。
【参考サイト】
注)旬の食材百科 ショウガ(生姜/しょうが) 2022年8月3日
注)旬の食材百科 ショウガ(生姜/しょうが) 2022年8月3日