つくって活かす小さな仕合わせ

新潟弁「な」行

実家・昔の稲刈り新潟弁
実家の田 収穫後白鳥と

▲新潟の実家・収穫後の田には毎年、白鳥が飛来し、落穂などをついばんでいます。

新潟県も広く、ここで記載の新潟弁は下越・現新潟市江南区の亀田、横越あたりの方言で、私・卒業店長がこどもの頃に親しんだ言い回しです。当時の農村生活に根差した土着の言葉も含まれているため、都会化された現在の同じ地域でも全く通じないこともままあると思われます。


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「な」行

黄色いマーカー部 → 「新潟弁:いわゆる標準語で記載したその意味」
(例):使用例です。
(対):対となる言葉です。
(類):(対)と少し重なる部分もありますが、同列の似通った言葉です。
*「コメント」として一部にさらなる解説やエピソード等も追記しました。


なぁ:お前 あなた
なぁして:どうして
(例)なぁしてそうなった?:どうしてそうなった?
なぁとこ:お前のうち(家)
(対)わぁとこ:俺のうち(家)
なおる:夫に先立たれた妻が夫の弟と縁組すること

不幸にして独り身になった女性が亡くなった夫の弟が未婚の場合、一緒になるケースを「(おじと)なおる:弟と結婚する」と言ったようです。(殆どが見合い結婚で今と違い、選択肢が無かった昔の農村地帯では・・)

ながまる:横になる 寝転ぶ
(例)ながまってくんなせや:(疲れるから)横になって下さい
なぎ:天気
(例)なぎがようていかった:天気が良くてよかった
なじ:どう
(例)なじらや・なじらね:どうだ なじにしったね:どう過ごしていますか
なじょうも:どうぞ(遠慮せずに)
(例)なじょうもそうしてくれ:どうぞそうして下さい
なす:(借りた金を)返す
(例)全部なすさ:全部返済するよ
なっちでもねぇ:全然平気
(例)そんげこと言われてもおらなっちでもねぇ:そんなこと言われても自分は全く平気
なって:お前たち
なまら:凄く 大変 たいそう 普通でなく
(例)なまらうっめ:凄く美味しい
(類)なまられねぇ=なまら
なまら(≒普通)→ なまられねぇ(なまらでない≒普通ではない→凄い 大変)と考えられ、通常「なまられねぇ」とするところ、短縮されて「なまら」になったと思われます。

なんぎ:苦しい 辛い
(例)ばかなんぎて:大変苦しくて辛いよ

にい:兄
(例)にいにおおめのた:兄に叱られた
にぃ:匂い
(例)くっせにぃがしる:臭い匂いがする
にいくげ:醜い様
(対)いとしげ:可愛い・きれいな様
にかや:二階
にどいも:じゃがいも
にわ:(作業する)小屋の中(油っぽいイメージ)
(例)にわで仕事をする:小屋の中で仕事をする
にんげ:苦い
(例)この薬がっとにんげんて:この薬凄く苦いんだよ

ねそける:眠れない様子
(例)コーヒー飲んだらねそけてしもた:コーヒーを飲んだら眠れなくなってしまった
~(ら)ねっか:~だね(断定しつつ、同意を求める感じ)
(例)今日はばかいい天気らねっか:今日はとてもいい天気だよね
ねぼこく:寝坊する
(例)学校らてがね、ねぼこいていってかおきね:学校に行かなくてはならないのに、寝坊して中々起きない
(類)ねぼこき:寝坊ばかりする人(子供)
ねま:(和室の)寝室
ねまる:(畳の上に)座る(椅子ではない)
ねら:お前ら お前たち(大人が子供らに対して言う言葉)
ねんぼ:大便(の塊)
(例)あきゃねんぼ踏んでしもた:うわぁ~ウンコ踏んでしまった

のめしこき:無精者 めんどうくさがり
(類)のめし:テストの回答が記載されている教科書の参考書
瓢湖

▲実家の近所・水原(すいばら)地区の瓢湖(ひょうこ)。白鳥おじさんの餌やりが有名です。



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