前回、畑仕事を始めたいきさつ~土づくりまでお話しました。
今回は、中和作業を終えた ”駐車場の畑” ・・トマトときゅうりの植え付けまでのシーンです。
トマトときゅうりを植えよう!
駐車場の一角を耕しながら、(何を植えようか?)考えていました。家人は「トマトがいい」と。
でも・・スコップを入れながら、(畑にしては浅いな・・)と思いました。
そこそこ15センチほどでスコップの先が止まってしまう感覚・・その先はコンクリートらしき。
(根が深くならない野菜しか出来ないか・・ラディッシュくらいかな?)と思い、お隣さんに尋ねてみると・・
お隣さん
15センチ?もっといくよ。その倍は。前はトマトも出来たよ!
だい鉄
そうですか!?
コンクリートの駐車場も車止めの後ろは土・・あらためて何度も何度もスコップを差し込んでみました。
15センチくらいでスコップの先が当たったのは、土の中の石らしき。
場所を変えて差し込んでみると、なるほど・・30センチほどは深堀りできました。
(考える)
だい鉄
では、トマトにしよう!脇にプランターを置いてきゅうりも植えよう♪
【5月16日】
早速、ホームセンターの園芸コーナーで物色~トマトときゅうり、それぞれいい苗が見つかりましたが・・
土の中和作業後、植え付け予定は2週間後の5月24日。その頃もお目当ての苗はまだ売っているだろうか・・
売り場の係に尋ねるも「分からない」。今なら確実に入手できるし、かつ最もよさそうな苗を選択できる。
思案の挙句、植え付けを前倒しすることにしました。(土の中和作業の1週間後)
▼ トマトの苗:桃太郎とミニトマト・純あま
苗と苗の間は40センチ程空ける必要があり、畑のサイズから5株程の苗が植え付け可能という計算です。
そこで、通常のトマトを3株、ミニトマトを2株植えることにしました。
【 ”桃太郎” を選んだ理由 → こだわり台木接木トマト】
つぎ木苗:病気や害虫に強い野生種や、同じ科のほかの野菜などを台座として、育てたい栽培品種をつぎ合わせた苗のこと。
(★低温でも育ちやすい ★病害虫に強い ★連作障害が起こりにくい)
*以下の図書に指導いただきました。
【 ”純あま” を選んだ理由 → 育てやすさ】
POP説明「育てやすさ」が高評価。
つぎ木苗:病気や害虫に強い野生種や、同じ科のほかの野菜などを台座として、育てたい栽培品種をつぎ合わせた苗のこと。
(★低温でも育ちやすい ★病害虫に強い ★連作障害が起こりにくい)
*以下の図書に指導いただきました。
藤田智の成功するコンテナ菜園 NHK出版 2013年3月30日発行 13ページ
【 ”純あま” を選んだ理由 → 育てやすさ】
POP説明「育てやすさ」が高評価。
▼ きゅうりの苗:夏すずみと一番星
トマトは耕して作った ”畑” に植えるとして、脇にプランターを置き、きゅうりも植えることにしました。
一株の苗では失敗すると後が無いため、品種の異なる苗を二株植えることにしました。
プランター栽培でも苗と苗の間は40センチは空ける必要があり、見合ったサイズのプランターを調達しました。
▼ 幅650×奥行290×高さ325mm
▼ 上げ底・排水穴・支柱用穴付きプランター
メッシュの上げ底がついているものは鉢底ネット、鉢底石が不要出典:麻生健洲監修 はじめてのコンテナ野菜づくり 株式会社ナツメ社 2013年3月6日初版発行 8ページ
苗はトマト同様の選択基準で選びました。
▼ 調達したトマトのポット苗
▼ 調達したきゅうりのポット苗
楽しみです!
”畝(うね)づくり” と ”元肥(もとごえ)、”マルチ張り”
トマト植え付けのために、以下の図書を参考にしました。
出典:井上昌夫著 野菜づくりの基礎知識 株式会社西東社 2012年12月5日発行 60~63・118~125ページ
【5月17日】
植えるものが決まって、いよいよ本格的な畑づくりです!
先ずは”畝づくり”。
【畝】
●植え付けのために土を細く長く盛り上げた場所。盛り上げることで作業しやすく、水はけや通気がよくなる。
●”畝” を作ることを”畝たて” という。
縦70×横220(約)センチの狭い畑スペースなので、”畝” の意味もないか?と思うも・・
さらに少しでも深さがほしかったので、”畝たて” することにしました。
畝を作る前提で土にスコップ、クワを入れますが、仕上げる前に”元肥” を入れます。
▼ 畝になる中央にクワで溝を入れます
1㎡あたり腐葉土3リットル、化成肥料100gをすき込む(加えながら耕す)出典:やさしい野菜のつくり方 新星出版社 2007年3月25日発行 224~225ページ
▼ いざ出番! 腐葉土・有機入元肥(化成肥料)・黒マルチシート
*いずれもダイソーの100均
▼ 腐葉土を均等に入れ、化成肥料を蒔く
▼ 溝を切って脇に寄せた土を戻してならし、畝に盛り上げます
お次は”マルチかけ”。
【マルチ】
●畝にかぶせる、ポリフィルム、あるいは稲わら、枯れ草など有機物の素材。
●マルチは以下の目的でかける。
①雑草をおさえる ②土壌の温度を一定に保つ ③水分の蒸発を抑え、乾燥を防ぐ
④雨などによる泥の跳ね返りを防ぎ、病気をおさえる。
●”マルチ” をかけることを”マルチング” という。
マルチの素材は色々で、それぞれに特徴があり効果も異なります。
参考図書には栽培品目や時期、目的に応じた使い分けについての記載がありました。
今回は雑草抑制効果の高い黒フィルムを使用しました。一方、透明フィルムは地温を上げる効果が高いとのこと。
敷きわら(稲わら)の有機物マルチもあります。雑草抑制の他、乾燥防止に力を発揮するということです。
参考図書には栽培品目や時期、目的に応じた使い分けについての記載がありました。
今回は雑草抑制効果の高い黒フィルムを使用しました。一方、透明フィルムは地温を上げる効果が高いとのこと。
敷きわら(稲わら)の有機物マルチもあります。雑草抑制の他、乾燥防止に力を発揮するということです。
▼ 新潟の実家・マルチの例~黒フィルムと敷きわらを使用(撮影:2023年6月15日)
リンク
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トマトの植え付け
いよいよ植え付けです!
マルチの植え付ける場所に穴を開けますが、丁度いい大きさの空き缶があったので使ってみました。
▼ 空き缶を押して丸い跡を付け、カッターで切り取ります
▼ 穴が五つ出来ました
開けた穴に苗のために水を入れます。
丁寧にポットを外し、苗を穴に納めました。
▼ 桃太郎
▼ 純あま
長さ60~70cmの細い支柱を、株に対して斜め45度の角度で立て、ひもで茎を誘引する。出典:藤田 智の 成功するコンテナ菜園 NHK出版 2013年3月30日 第一刷発行 18ページ
きゅうりの植え付け
きゅうりも植え付けです!
調達したプランターに培養土を入れます。
▼ プランターと一緒に入手した培養土
トマト同様、植え付け用の穴を、こちらは土に掘り開けます。
ポットを外し、苗を穴に納めました。
▼ 夏すずみ
▼ 一番星
楽しみです!
だい鉄
これら一連の作業を犬がリビングの窓際で神妙な顔をして見ていました(^^)
次回予告~ ”栽培日誌”
トマト・きゅうりの植え付けを終えてからのそれぞれのケアと成長の過程について、まとめてみたいと思います。初心者の野菜作りなので、中々オンタイムにとは行かず、備忘録的になりますが、何かの参考になれば・・と思い。
7月9日現在、トマト(桃太郎)を1ケ収獲し、ミニトマト(純あま)も沢山実がついて、徐々に色づいてきました。
きゅうりに至っては6本、収獲できて、美味しくいただきました!
▼6月25日 桃太郎
▼6月25日 純あま
▼6月25日 一番星
*本文の関係部に記載以外、この記事の作成にあたって、以下の図書を参考にさせていただきました。
【参考図書】
やさしい野菜のつくり方 新星出版社 2007年 3月25日発行
藤田智の野菜づくり入門 実業之日本社 2014年12月11日発行
藤田智の成功するコンテナ菜園 NHK出版 2013年 3月30日発行
やさしい野菜のつくり方 新星出版社 2007年 3月25日発行
藤田智の野菜づくり入門 実業之日本社 2014年12月11日発行
藤田智の成功するコンテナ菜園 NHK出版 2013年 3月30日発行