つくって活かす小さな仕合わせ

初めての家庭菜園は駐車場の畑!? 雑草除去~掘り起し~土づくりまで

駐車場の畑駐車場の畑

 

生活の歳時記~フィールドノート


畑イラスト


新潟の農家で生まれたにも拘わらず、畑仕事はしたことなく、ずっと祖母や母の丹精をいただくばかりでした。

しかし、ひょんなことから畑づくりを始めることに。

家の前の駐車場の片隅・・”駐車場の畑”で初めての家庭菜園です!

雑草生い茂った駐車場の一角

(雑草生い茂った駐車場の一角)


この記事でわかること
●駐車場でも畑ができる!
●初めての家庭菜園の下準備
春の雑草刈り取り~土づくり~酸性土壌の中和等々、作業シーン

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ヤブガラシの除去


我々日本人がこよなく愛す桜はじめ、あちこちで花開く春になると雑草も伸びてきます。

そんな中で気をつけたいのが ”ヤブガラシ” 。とても生命力が強く、その成長は ”藪も枯らす” ほど!

ヤブガラシとスズメバチ

つるが伸びて絡まり育っていくと、淡いピンクや黄緑の小さな花が甘い香りをかもし出します。

その匂いに誘われて蝶などがやってきますが、厄介な ”ハチ” もこの匂いが大好きです。

ハチは刺激すると危険なので、毎年、”ヤブガラシ” は生い茂る前に除去しています。




【5月3日】

今年も駐車場の脇に目立ち始めた ”ヤブガラシ” を引っこ抜くことにしました。

ヤブガラシ

可愛いバッタも隠れていました(^^)

ヤブの中のバッタ

▼退治した(!?)ヤブガラシ

ヤブガラシ刈り取り

春の雑草も刈り取る

春の陽光の下、草をいじっているとその片隅に小さな ”しそ” の群生がありました。

かつてお隣さんが植え付けたものが半ば野生化して今年も育ちはじめています。

しそ

去年はこの ”しそ”(大葉)が沢山育ち、随分食卓で重宝しました。




【5月4日】

ヤブガラシの除去作業でアドレナリンが出たのか(^^; この ”しそ” 周辺の雑草も取ることにしました。

駐車場の車止め後方の一角です。

駐車場の雑草


雑草ライン

その場所に茂って、花が咲いていた春の雑草です。

▼カラスノエンドウ

カラスノエンドウ

繁殖力が高く、4月頃につるが伸びてアッという間に広がります。

紫に近いピンクの花はキレイですが、アブラムシが湧いてきて、注意が必要です。

▼タンポポ

タンポポ

道端にも咲く、誰もが知る花ですね。根っこが深いので完全除去しづらいです。

▼ドクダミ

ドクダミ

少し陰湿な場所を好み、独特な匂いがします。様々な健康効果も知られています。

▼ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ

薄いオレンジ色があちこちに咲いていました。キレイだったので、花がしおれてから抜きました。

雑草ライン

刈り取られ、駐車場に置かれた雑草。(・・後日、これらは重要な意味を持つことになります)

刈り取られた雑草

草ぼうぼうがスッキリ!

草取り後

”しそ” も嬉しそう!

しそ

そしてこちらは ”ニラ” です。

ニラ

実はお隣さんはこの場所で、かつて ”しそ” 以外もトマトやナスなどを育てていたそうです。

”ニラ” も植えていたとのことで、”しそ” 同様にその後、何年も手入れせずとも生き残っているのでした。

新しい葉からは”ニラ” 独得の香りがします。

▼昨年も一昨年も9月に小さな白い花が咲き、蝶が舞っていました。

 
ニラの花と蝶

ニラの花

土づくり

草取りをしていたらお隣さんに声をかけられました。

(お隣さんからはちょくちょく釣果の差し入れもあります(^^)




お隣さん
お隣さん
”しそ” が随分育ったね~!

だい鉄
だい鉄

ビックリです! ”ニラ”もいい匂いです!
ヤブガラシ刈ったついでに、他の草も取っちゃいました。
この辺にプランターでも置いて、ラディッシュとか育ててみようかな?


お隣さん
お隣さん
どうせならここを畑にしたら?前はこの辺でやってたよ。
きっと土もいいよ!

(そういえば数年前、越してきた年に、少し残っていた畑からナスなどをいただいたことも)




だい鉄
だい鉄

じゃあ、やってみます!



【同じく、5月4日】

お隣さんはスコップを貸してくれました。

”しそ” がさほど生えていない場所にスコップを突き刺し、突き刺し、突き刺します。

掘り起してみると、土は畑の土壌のような表情をしていました。

その後、野菜づくりの本を図書館で借り、ネット検索したりして、初めての家庭菜園に取り組むことにしました。

土起こし


以降は以下の図書を参考に作業しました。

出典:やさしい野菜のつくり方  新星出版社  2007年 3月25日発行 258~260ページ

【5月10日】

お隣さんはクワも貸してくれました。繰り返し掘り起こしていきます。

スコップとクワ

掘り起こし


この掘り起し作業~上の土は下に、下の土を上に~は”天地返し”と呼ばれ、この仕事にはクワが断然楽です。


そして調べると、概ね酸性土壌になっている畑の土は中和の必要があるとのこと・・

掘り起しを終えた段階で、どれ程の酸性程度か? ”酸度チェック” をやってみました。

アースチェック




住友化学園芸 アースチェック液 5ml

すると土壌酸度は大体、6.0pH程度~概ね良好♪ お隣さんの過去の畑仕事のお陰です。

これを踏まえての土の中和作業です。必要な苦土石灰くどせっかいがダイソーで販売されていました。

苦土石灰

参考図書やネット検索情報で「種まきや植え付けの2週間前に中和作業を行う」とありました。

この日作業すれば、種まき或いは植え付けは5月24日頃が目安となります。

では、苦土石灰はどれ位の量を入れればいいのか?

中和作業に使用する苦土石灰の一般的な量は 100g/㎡ とのこと。
 駐車場の畑のサイズ:縦70×横220(約)センチ →  1.54㎡
●前述のように現時点でかなり良好な土壌酸度であっため、少し控えめに・・95g程度にしてみました。

▼与え過ぎは害も出ることもあるという・・上記量の苦土石灰を混ぜ合わせました。

苦土石灰後の畑

初めての畑づくりは土の掘り起しからスタートしました。

普段使わない足腰の筋肉を使い、翌日は痛くなりましたが、それも心地よく思いました(^^)

耕す

予告編~トマトときゅうりを植えよう!

土を耕し、中和作業を終えたところで・・(何を植えようか?)

家庭菜園の人気夏野菜はトマトがダントツ!色々考え、聞いて、調べた結果、トマトきゅうりにしました。

次回はトマトときゅうりの植え付けまでの実際です!


かこちゃん  ”駐車場の畑”のシーンを少しコマ送り~ちょっとだけご紹介♪

▼5月25日 トマトの花~3輪

トマトの花

▼5月29日 きゅうりの花も咲きました

きゅうりの花


野菜


本

*畑づくりとこの記事の作成にあたっては、以下の図書も参考にさせていただきました。

【参考図書】
藤田智の野菜づくり入門  実業之日本社 2014年12月11日発行
藤田智の成功するコンテナ菜園 NHK出版  2013年 3月30日発行


野菜


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